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『Alone』 Bill Evans


Alone

1.Here's That Rainy Day
2.A Time For Love
3.Midnight Mood
4.On A Clear Day
5.Never Let Me Go

Bill Evans (p)

録音:1968年10月8日(2. & 5.) 21日(その他)
レーベル:Verve

メモ


これがソロピアノスタイルで演奏しているアルバムのベストだと思っています。

個人的に、お気に入りで一番聴いている一枚。
無人島にアルバム一枚持っていくとしたら、これで決まり!

『Alone』の名の通り、Bill Evansの孤独の世界。
他者の干渉なしに、その世界観が100%発揮されているアルバムです。

各曲のテーマを把握していて、それがどんなアレンジで演奏されているのか分かってきたらきっと楽しい。
美しい和音の響きに耳を傾けたらもっと楽しい。
もちろん『Alone』の雰囲気に浸るだけでも十分楽しい。

新しめのCDにはボーナストラックとして、別テイク等が2つもしくは5つほど追加されていると思いますが、オリジナル盤の構成は5曲のみ。偶然か狙ってか、前半の4曲は5分前後に揃えられています。
最後の「Never Let Me Go」は14分以上の長さで締めます。

通して聴くには、ボーナストラックは邪魔かも。ただ、別テイクを聴くことで発見できることもかなりたくさんあります。
本テイクとの「差」を考えることで、どこまでアレンジを固めていたのか、どこまでは即興で弾いていたのか分かります。

1971年、このアルバムはグラミー賞を受賞しています。(部門はBest Jazz Instrumental Album。)

初心者には?


選曲がやや渋め。

演奏も、じっくり聴きこんでこそ良さが分かってくるタイプだと思うのでちょっと難しいかも。

良くも悪くも普通のジャズピアニストによるソロピアノは、飽きさせないようにと過剰な演奏をしているものが多い。
慣れないと「地味な演奏」に聴こえてしまうかもしれません。

Pick up!!


3.Midnight Mood
作曲はJoe Zawinulですが、自作曲のようなぴったり具合。
やや変わった構成。
D♭→D→F→D♭と、3回の転調。
半音上に転調した後、短3度調(スムーズに転調しやすい同主調の平行調ですね)へ、その後はやや強引に元の調へ。

5.Never Let Me Go
ボーナストラックのないオリジナル盤では最後に収録されていた曲。その長さ14分!